2015年 10月 15日
アジを初めて13年、どっぷりとアジ中毒にはまり、とうとう今年、友人の世界大会選抜をきっかけに、イタリアまで応援に行って来ました。 AWC(Agility World Championship)2015 イタリアのボローニャで開催された、その大会の応援と、観光で感じた感動や、出会い、発見なんかをここに綴っておこうと思います。 (長文です) 【10月8日】 千歳⇒羽田⇒ミュンヘン:ANA(B787) ミュンヘン⇒ボローニャ:Doromite Air(Lufthansa code share) ★ドイツ上空 羽田からミュンヘンまではおよそ11時間のフライト。 B787のエコノミークラスは、噂通りの広さで、窓側に席をとったけれど、窮屈さを感じる事なく、快適な空の旅となった。 搭乗後の一杯は、とりあえずビール。夕食のビーフ料理には赤ワイン、食後まったりしたところで、ウイスキー(シーバスリーガル)をダブルで2杯頂き、到着前の軽食のチキンには、白ワインを合わせました。 こんな王様のような生活に憧れるけれど、あくまでも空の上だけのお楽しみですな。 ★機内エンターテイメント タッチパネル式のモニターでは映画はもちろんだけど、マップ機能で、現在地や飛行時間などの各種データが表示されるほか、タブレット同様、指先を動かす事で角度や大きさを変える事が出来、結構暇つぶしに使えたな。 ミュンヘンでの乗り換えも時間通り、ボローニャに着いたのもほぼ定刻の夜8:00頃 ★空港に飾られた、ランボルギーニ さすが、スーパーカーの本場ですな。 空港からタクシーでホテルまで移動したのだけれど、この運ちゃんも飛ばす飛ばすっ! 130㎞くらいでどんどん、スイスイ。まるでスーパーカーにでも乗ってる様な気持ちになったよ。 ホテルにチェックインン後、スーツケースに忍ばせておいた、バランタインのポケット瓶を出して、まずは無事の到着に祝杯。 翌朝は早いので、そのままベッドにバタンキュー。 【10月9日】 事前調査で、ボローニャ駅7:15発のローカル線に乗って大会会場を目指す。 余裕を持って1時間くらい早く出て、駅で朝飯でも食って行こうと思ったのだけれど、駅に到着するものの、切符の買い方が全く分からない。 Italo社と、Trainitalia社は自動券売機があったのだけれど、会場に向かう列車はTyper社と言うところが運行しているらしい。電光掲示板には確かに7:15発の列車は表示されているが、チケットの購入方法が分からない。 Trainitalia社の案内係りのようなおばちゃんに問い合わせるも、英語が話せず、解決には至らず、それでも近くにいたオッちゃんから何とか聞きだしたところ、kioskのような売店で買え、との事らしい。1€30でチケットを購入し、プラットフォームを目指すが、表示されている6番ホームに行くも、それらしい列車は無い。 今まで経験したことがない窮地に立たされた感じで途方に暮れていたところ、一人のおっちゃんがやって来て、 「どうした?乗り方が分からんのか?」的な言葉を発したと思うと、 「俺が教えてやる」的な感じで、僕からチケットを取り上げ、 「こうするんだ」的な感じで、改札機的な機械にチケットを入れたかと思うと、 「こっちだ」的な感じで、6番ホームに向かっていく、 途中、仲間らしきおっちゃんも加わって来て、 「これに乗れ、!」的な言葉で乗車を促すものの、掲示板に示された行先は、明らかに違う。 何とか、チケットを取り上げ、 「こりゃ、絶対に違うよ」と言うと 「分かった、分かった、でもコーヒー代くらいくれよ」的な感じの言葉を発したので、 「ゴメン、言葉が分からないんだ」 と言って、何とかその場をしのいだ。 いきなり、危険な状況を感じたものの、悪質なすりや物取りではなくて、あくまでもサービスの対価を求めた物だから、ギリギリ悪意はないかな? ★ノルウェーの応援団 その後も、ホームの上をウロウロしていると、明らかにアジの応援団らしい、ノルウェーの一団を発見。 こりゃ、こいつらに聞くしかないと思い、声をかけると、 「私たちも分からなくて、迷ってるのよ」 って事で、一緒に探す事に。 やっと英語が通じる相手と、同じトラブルを抱えた集団に会う事が出来て、すごく安心しましたな。 みんなで、手当たり次第聞いて回ったところ、どうやらホームは西と、東があるらしく、我々の乗るべき列車は西プラットフォームとの事。 それが分かった時にはすでに7:10頃。 発車まではあと数分って事で、 「急げっと!」 とばかりに、彼女たちと一緒に西プラットフォーム目指して、一目散に駆けだしたよ。 乗車と同時に、ドアが閉まるというタイミングでなんとか間に合い、みんなで 「良かったね~」 と喜び合った。 いよいよ大会会場で、2週間ぶりにビリーブチーム、レイジーチームとの再会を果たす。 ルークねぇとは1年ぶりの再会を、約束の地、ここボローニャで果たす事が出来た。 この日はチーム戦。各国4走して順位を決める、まさに国の威信をかけたレースに、応援団の熱もヒートアップ。 いきなりの盛り上がりに、ハンドリングや、犬達の走りよりもまず、各国の応援のすごさに圧倒されたな。 そんな中でも、先ほどのノルウェーチームの応援はすごかった。 約30の参加国中、最高の応援でした。これはすごく選手の力になりますな。 ★ノルウェーチームの応援 選手が控えスペースに入って来た時から、この盛り上がりで、難しいシーケンスをクリアした時や、スラのエントリーや、タッチコンタクトをクリアするたびに大声援が上がる。 日本の応援団は、やはり地理的なハンデから、ここまで多くの人は行けないけれど、選手との一体感を感じて、一緒に戦う、応援を楽しむって事が、もっともっと必要で、そういう力が、選手たちをもっとリラックスさせる事が出来るのかな~。と感じました。 次に行く事があるならば、今度はでんでこ太鼓を持って行こう。 応援の鳴ものにも最適だし、世界の人へのお土産にも最高じゃないかな。 ★シルビアの後ろ姿 この後、度肝を抜くすごい走りを披露してくれた。 ★スペインのコッカーちゃん 今回、何頭かコッカーちゃんも出ていた。 インギー、アメコと、フィールドコッカーだったけれど、たくさんの犬種の中でも、やっぱり目が行きますな。 ★検分中 この光景は、何処も同じですな。 ★ダンシングタイム 世界大会ではお決まりのシーンですな。 コース設営中や、検分中、ず~っと踊ってる。 各国の人達が、一緒になって踊る姿は楽しそうだし、大会の緊張感を和らげてくれる、良い時間ですな。 この場所にとどまらず、会場のあちこちで踊ってる人た達もいて、自由な雰囲気が会場全体に広がっていたな。 あのクールなルークにぃが、スタンドでYMCAを踊っていたのは踊ろいたな。 でも、あの雰囲気は、みんなを興奮させる力があるのだね。 ★表彰式の盛り上がり レース終了後、すぐにそのクラスの表彰式が行われる。 各国の国旗を掲げて、犬達やスタッフ達と一緒に会場を回る姿をみると、勝ち負けや、失敗シーンを忘れて、心からの祝福を贈りたくなるし、そういう気持ちが湧いて来る事自体に、幸せな気持ちを感じましたぞよ。 アジに関して言えば、やっぱりトップ選手のハンドリングにはすごく刺激を受けました。 ハンドラーのスピード感が、いつもとはまるで違う。 と同時に、それに反応する犬の緊張感も凄いものがありました。 9月の大会で、ヴェロニカから言われた言葉 「あなたがもっと早く動けば、ボニーももっと良くなる」 って言葉を実感した瞬間でした。 目の前の障害をクリアする時には、もう既に次やその次の障害を強く意識する事、と同時にそこへ向かう動きの素早さやライン取りを追求する事。 今までも意識はしたつもりだけれど、彼らの動きを見ていると、その辺が研ぎ澄まされていて、犬も良く訓練されている事が良く分かりましたな。 もちろん、動画では見ていたけれど、やはり生で見るのは違うな~。と感じましたよ。 大会の合間、当地ボローニャ在住の、パディママさんと、netを超えてお会いする事が出来ました。 パディママさんとは、ビアディとBlog、FBでお知り合いになれた仲。 そんなママさんと、この地で直にお会い出来るとは、素晴らしい人生の1ページとなりました。 連れて行っていただいた、地元のリストランテ、 その名も”アル・カポネ” ★郷土料理の”クレッシェンティーナ(Crescentina)” 豚肉の色々な部位のハムを薄くスライスしたもの(プロシュートですな)を、揚げパンに乗せて頂くと言うもの。 さらに、香草を混ぜ込んだラードや、チーズも付けて。 お供は、発泡性のワイン、「ランブルスコ」 時折り、ピクルスでサッパリ感を味わって、またまた次のハムを乗せる。 それでも、出て来たすべてを食べる事は出来ず、もったいないけど残してしまった。 さらに、イタリアでは大人気の”ヌッテラ”(ナッツペーストをチョコレート風味にしたもの)を残ったパンにヌッテ食べるが、これは僕には甘すぎました。 その分、食後のエスプレッソの苦さがたまりませんでしたな。 食事もワインも、石造りの店の雰囲気もすごく良くて、初日からいきなり本格的なイタリアンを味わう事が出来ました。 ★大会会場前で偶然出会ったビアディの”エピ”ちゃん まだ5ヶ月の若いビアディと言う事で、毛っけが柔らかくて、とても可愛い子でした。 ワンズ達と会えない日が続く旅の途中で、ビアディに会えるのはすごく嬉しかったですな。 それにまた、ワンズがいれば、世界中の人達と友達となれますな。 ★窯焼きピザ この日の大会終了は夜7時を回っていた。 そこからゆっくりと食事と言う時間はとてもない為、ホテルへ帰り、近くにあったピザ屋に飛び込み、マルゲリータを注文。 そしたらおっちゃんが、「アイよっ」って感じで、生地を伸ばしはじめ、手早い動きでトマトソースを縫って窯の中へ放り込む。 数分で焼き上がり、「はい、イッチョ上がりっ」てな感じで渡してくれた。 ピッツァ-マルゲリータの出来上がり。なんと3.5€(500円くらい) と言うわけで、いろいろあった1日目を終わりました。 明日は、応援をお休みしてフィレンツェ観光。 まだまだ、イタリアアジ応援、旅行記は続きます。 今しばらく、御付き合いを。 旅のアルバムをアップしました。 よろしければ、こちらもどうぞ。 ⇒ にほんブログ村
by 4engys
| 2015-10-15 20:39
| アジリティ
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