Happy Life with English Cocker Spaniels & Beardie!

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2011年 06月 18日

遠い記憶

 毎日の通勤電車の中で本を読むのが日課になっている。原田宗典先生を読んでる時は、周りの人から「変な人いま~すっ」と言われないようになんとか笑いをこらえるのが大変だった。何事にも感化されやすい単純な思考の僕は、エド・マクベインがニューヨーク市警を題材にした87分署シリーズを読み続けた時などは、「ムフフ、やっぱり俺にはニューヨークが似合うぜっ」なんて思って、すっかり摩天楼の中にいる気分になっていたら
 「次は終点、札幌で~す」
などと車内アナウンスが聞こえてきて、がっかりしたものだ。
 今は、イギリスの田舎町で獣医を営む「ヘリオット先生」の物語を読んでいる。牛や、犬や、羊やいろんな動物達が登場するのはもちろん、イギリスの田舎の風景や、臭いなんかが伝わって来て、朝からすごく幸せな気持ちになれるのだ。
 そんなイメージそのままの光景は、すぐ近くで味わう事も出来る
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 かみさんは嫌いというけれど、牛舎から漂ってくる臭いは僕にとっては凄く懐かしくて良い香りだし、ヘリオット先生だって、どんな香水よりも芳しい香りだと言っている。この本を読んでいると、あのスコットランドの風景が蘇って来て、またまた行きたくなる気持ちが湧いてくるのだ。あ~、我が心のスコットランド!
と思っていたら、、、、、、、、、

「次は終点、札幌で~す。」
またかよっ!


 さて、こんな気持ちってどこから生まれて来るのだろう?最近、中学卒業以来会っていなかった友人から電話をもらい、近々30数年来の再会を果たす事になったので、子供の頃を思い出して見た。
 僕の子供の頃は、近くに馬小屋があり、はしごを上った所に藁を敷いたスペースがあって、そこが僕らの秘密の基地だった。学校が終わるとそこに集まって、いたずらを話し合うミーティングをしたり、誰かがどこから持って来た少し”えっち”な雑誌なんかを宝物扱いして大事に隠したりしたものだ。はたまた、馬屋の裏にある馬糞の山からミミズを掘り出して、近くの小川に釣りに行ったり。今となっては信じられないような生活をしてたよ。当然そこには、馬や馬糞、藁やミミズの香りが充満してて、そんな環境で暮らしてた事が僕の人生の基本になっているんだろう。今の幸せもそんな遠い記憶がベースになってるんだな。
「ねぇ、そうだよね」ってかみさんに話したら、「私は街っ子だから、そんなの知らないっ!」って言われてしまった。
 我が人生50年、思えば劇的な変化を遂げている。あの頃ははパソコンの”パ”の字も携帯の”ケ”の字もなかった。あの頃”ケ”の字で思い出すとしたら、せいぜい”ケムンパス”でやんす。
 スマホだって、パソコンだって、そんなの無くたって幸せな生活はおくれるよ。そう、今の僕にはワン達と、何本かのバーやトンネルと、ウイスキーがあれば、最高の人生と感じられるのだ。
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by 4engys | 2011-06-18 23:29 | 生活


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